Formsに変えても、CSVを出す仕事が残っていた。Excelへの追記を自動にした話

Formsに変えても、毎回CSVを取りに行く仕事は残っていた。SharePointのExcelへ回答を積み上げるようにした、3段のフローの話です。

この記事でわかること

  • 紙をFormsに変えたあとも残っていた、CSVを出力する作業の話
  • Forms → Power Automate → SharePointのExcelという構成
  • 先に決める列と、自動化しなくてもいい場合の違い

最初はなんと紙でした。速攻でFormsで収集に変えたけど、回答が増えるたびにFormsに入って毎回CSVで出力していました。そこを今回、積み上げ式に変えたはなし。

健診を自分で受ける予定の人から、予定を集める仕事の話です。

Formsに新しい回答が来たら、Excelの表へ1行足す。次の回答は、その下へ。毎回CSVを取りに行く代わりに、回答が一覧へ積み上がる形にしました。

Excelの保存先はSharePointです。個人のOneDriveではなく、職場の共有先に置いています。

紙をやめたら全部終わり、とはならなかった。回答はFormsに入っている。でも、一覧として使うには、こちらから取りに行く作業が残っていた。

変えたのは、回答を一覧に持ってくるところ

比べて考えるFormsのあとに残っていた作業を変える

変更前

  • 回答はFormsで集める
  • その都度Formsを開き、CSVを出力する

今回の構成

  • 回答は引き続きFormsで集める
  • 新しい回答をPower Automateで受け、SharePointのExcelへ追記する

集める内容を全部作り直したわけではありません。Formsの後ろに、一覧へ運ぶ処理を付けた形です。

以下は、名前と項目を置き換えて説明します。実際の回答データは使いません。

Forms標準のExcel連携で足りるなら、それでいい

回答をExcelで見たいだけなら、Power Automateが必須とは限りません。Formsには回答とExcelブックを連携する機能があります。まず、いまのフォームの「Excelで開く」で足りないか確認してください。Microsoft公式の説明

一方で、自分で用意した表へ、列を決めて書き込みたい。日時の形もそろえたい。そんな場合の選択肢が、今回の3段構成です。

何でも自動化すればいいわけではないです。標準機能で済むなら、そのほうが管理するものも少ない。

フローは3段でできている

流れをつかむForms → Power Automate → SharePointのExcelPower Automateに並べるカードは、この3つ。
  1. 新しい応答が送信されるとき

    Formsへの回答をきっかけに、処理を始める。

  2. 応答の詳細を取得する

    その応答IDを渡して、各質問の答えを読む。

  3. 表に行を追加

    SharePointのExcelで、決めた列へ1行ずつ追記する。

真ん中の「応答の詳細を取得する」を忘れない。回答が来たという知らせだけではなく、回答の中身も受け取ってからExcelへ渡します。

小さく試すなら、4問の受付から

いきなり実際の健診情報を使う必要はありません。ここでは「参加予定の受付」に置き換えます。

Formsの完成見本。練習番号、参加区分、参加予定日、対象年度の4問が並ぶ生成画像。画像を拡大
入力してもらうのは、この4つ

参加予定の受付の見本(生成画像)

  • 練習番号:練習001など
  • 参加区分:午前か午後
  • 参加予定日:日付を選ぶ
  • 対象年度:2026年度か2027年度

この4問に、Formsが付ける「回答番号」と「回答日時」を足します。Excelに残すのは6列です。

氏名や健康情報ではなく、練習用の番号で十分。まずは、回答が狙った列へ入る形にします。

先に決めるのは、Excelへ何を残すか

フローを組む前に、何をどの列へ残すか決めます。先に画面を触り始めると、ここで迷います。

記入例1回答分を、Excelの6列に分ける1行に入る内容を縦に並べた見本です。番号・日時は説明用で、実際の回答ではありません。
Excelの列入る例値の元
回答番号1Formsの応答ID。回答1件を区別する番号
回答日時2026/10/01 09:00回答した日時を日本時間に変換したもの
練習番号練習001質問「練習番号」への回答
参加区分午前質問「参加区分」への回答
参加予定日2026年10月1日質問「参加予定日」への回答。日付の表示形式は設定による
対象年度2026年度質問「対象年度」への回答

「参加予定日」と「回答日時」は別です。参加する日と、回答した時刻を同じ列へ入れない。「回答番号」も人の番号ではなく、回答1件の番号です。番号を残すと後から追いやすくなりますが、それだけで重複を防げるわけではありません。

Excelは見た目だけ表にしても足りません。Power Automateの書き込み先にする範囲を、Excelの「テーブル」にします。今回はSharePointの共有先にあるファイルへ書き込みます。

ファイル名は英数字にしても、表の見出しまで英語にする必要はありません。「回答番号」「回答日時」「参加区分」のようにしておけば、あとから値を入れる場所も分かりやすい。

受け取り用の表は単純にしておく。集計や見栄えを整える作業まで、最初から全部混ぜなくていいと思います。

「積み上げる」と「最新の内容に更新する」は違う

このフローは追記です。同じ人がもう一度回答しても、前の行を探して上書きする仕組みではありません。過去の回答をまとめて取り込む処理も、今回の3段にはありません。

訂正をどう扱うか、過去分をいつまで入れるか。この二つは運用に合わせて決めます。

また、Excelへ人とフローが同時に書き込む使い方には制限があります。再試行で同じデータが複数回入る場合もあります。回答が集中する仕事や、複数人で頻繁に更新する台帳なら、このまま広げないほうがいい。Excel Online (Business)の制限

まずは、実データを使わない小さな受付で「回答が入ると、決めた列に追記される」を確認する。それでいいと思います。

何から減らすかが決まっていなければ、業務改善を始める前の整理も読んでみてください。

どこを押して、何を入れるかはnoteに書きました

Formsの4問、SharePointに置くExcel、Power Automateの3アクション。画面と入力例を付けて、順番に書いています。

  • Formsの質問と、Excelの見出しをどう作るか
  • 「応答ID」や各質問の答えを、どこから選ぶか
  • 回答日時を日本時間にする式と、2回答での確認方法

この構成を見て自分で組める人は、ここまでで十分だと思います。「選ぶ場所と入れる文字まで知りたい」という人向けに、有料noteへまとめました。

noteで「Formsの回答をPower AutomateでExcelに積み上げる。毎回CSVを出していた仕事を減らす設定手順」を読む(別タブ)

※埋め込みの表示時にはnoteへ接続します。表示されない場合は上のリンクから読めます。価格・販売条件はnote側で確認してください。

参考リンク

2026年9月10日時点の公式案内です。

内容の最終確認:2026年9月10日

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